フラ伴奏のための
ウクレレ教本CD付き
価格 |
2,200円(税込)
2,000円(税抜) |
品番 |
mp-170ukr1 |
説明 |
Tac.Nishida著
大型本 全99ページ
CD付き 2009年 PHPパブリッシング刊
踊りやすい伴奏のためのウクレレの弾き方から、
より高度なテクニックまでを解説。
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サイズ |
縦298mmx横212mmx厚さ10mm |
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・はじめに
・アロハスピリット「分かち合う心」
・フラ伴における心がまえ「美しいフラを、より美しく見せる」
・ウクレレ
・弦とチューニング
・I.基礎編
・II.中級編
・III.上級編
・IV.応用編
・V.附 録
・あとがき
・著者略歴
「美しいフラを、より美しく見せる」
伴奏者というものは、主役たる踊り手が、どうすれば上手に踊れるか、踊りやすいか、ということに最大の関心を持たなければなりません。
踊り手が、伴奏に気をとられることなく、見ている人に感銘を与えられたとすれば、伴奏者はこれを望外の幸せとすべきです。
しかし、残念ながら、伴奏者の配慮の無さや自己顕示欲が、せっかくの踊りを台無しにしてしまっているという場面によく遭遇します。
フラを「伴奏」にし、本来の符割から好き放題にズラせて歌う「陶酔型」、踊り手そっちのけで間奏を延々と弾き続ける「自己満足型」、曲の速さに頓着のない「暴走型」、なんでも自分スタイルの「自由主義型」など、枚挙にいとまがないほどです。
とかく上手な人ほど、慢心からアロハスピリットを忘れているものです。
フラについて何の勉強もせず、俺が王様とばかりに、踊り手に気を使わせるようなプレイヤーが実に多いのです。
どんな場合でも、フラが主役であり、美しく見せなければならないのです。
しかし現実は、「基本リズム」という意味すら判らずに、「オレの勝手」とばかりに好き放題に弾く人が多いのです。
特にロックやジャズのギターや、ウクレレソロ演奏などにそれなりの経験を持つ人は、黒子に回るという感覚にうとく、場違いなオカズを過多に入れたり、自分好みの妙なリズムで演りたがったり、とにかく自分が目立たなければ納得がいかないという人が多いので要注意です。
また、フラの伴奏くらいと甘く考えている人も多く見かけますが、伴奏にはそれなりの難しさがあるので、心してかからないと、「裸の王様」になってしまいます。
なまじっか弾ける天狗さんに対して、ダンサーから、「あのう、それちょっと違うんですけど・・・」とは指摘しにくいものです。
私自身、ご一緒させて頂いて一番困るのは、超初心者ではなく、この種の上級天狗さんです。
「これはどういう音楽なのだろう?」という謙虚な気持ちで再スタートしないと、例えこの本のすべてをマスターしたところで、天狗さんにフラ伴奏はできません。
「演奏」を英語では、「performance」と言います。
語源的には、「formance」は「形」、「per~」は「〜に基づく」という意味で、「performance」とは、「形式に従って」=「好き放題に演じてはいけない」ということになります。
すなわち、形式を学び、これに従って演じなさい、と言うことです。
学ぶことを嫌う人は、「音楽は楽しければ良い、自由にやれば良いのだ」などと平気で言い放ちますが、タンゴにせよ、フラにせよ、盆踊りにせよ、音楽と踊りが一体となるダンスミュージックにおいては、様式感を身に付け、それに従って演じるということがもっとも大切です。
ダンサーが気持ちよく踊れないのは、伴奏にすべての原因があると言って過言ではありません。
ウクレレで難しいことをする必要は一切ないので、初心に戻り、とにかくダンサーのステップをよく見、基本リズムを正確に出すことを心掛けてください。