古来より「福が返る」「無事帰る」の言葉通り、幸福や安全を運ぶ吉祥の象徴として親しまれてきた蛙(かえる)の意匠。伝統工芸士・佐藤守巨が手がける本作「蛙 2」は、余計な装飾を削ぎ落とすことで、南部鉄器本来の鉄肌が持つ素朴で力強い質感をダイレクトに愉しめる逸品です。
一度限りの砂型を用いる伝統の「蝋型鋳造」だからこそ表現できる、蛙の生き生きとした立体感や微細な肌のニュアンスは、まさに職人の手仕事の賜物。漆黒の重厚な佇まいの中に佇む愛らしい蛙の姿は、現代のライフスタイルにも静かに調和します。お湯を沸かし、鉄瓶を使い込むほどに深い味わいと湯垢の美しさが育っていく、まさに「用の美」を体現した一生ものの美術工芸品です。
※本製品は熟練の職人による手作りのため、商品ごとに若干の個体差がございます。伝統工芸品ならではの味わいとしてお楽しみください。