名門「亀文堂」の至高の美意識を宿した名作「田舎山水」。その気高き造形美はそのままに、現代の住空間や日々のお茶の時間に驚くほど馴染む、贅沢な小ぶりサイズ(容量:約0.9L)が誕生いたしました。高岡の名工「正晴堂」が誇る伝統の蝋型(ろうがた)鋳造によって、失われゆく日本の原風景が繊細な凹凸をもって立体的に描き出されています。
本作の最大の魅力は、小さな鉄肌の上に施された息をのむほど精緻な象嵌技法にあります。静かに佇む建物には気品ある「金銀布目(ぬのめ)象嵌」が施され、夜空を彩る月や、優美に舞う鳥たちには純美な「銀象嵌」が伝統工芸士・浦島紫星の手によって一点一点丹念に埋め込まれています。重厚な銑鉄の黒肌のなかで、静かに、しかし確かな存在感を放つ貴金属の柔らかな輝きは、まさに掌(てのひら)の上の美術品と呼ぶにふさわしい風格です。
蓋や摘みにも贅沢に銀象嵌が組み込まれ、お湯を注ぐその一瞬一瞬に五感を満たす極上の悦びをもたらします。女性の手でも扱いやすい軽やかさとサイズ感でありながら、沸かすお湯は驚くほどまろやかに、極上の白湯や格別なお茶へと生まれ変わります。暮らしに本物の和の美意識を添え、世代を超えて末永く育てていきたい逸品です。
※本製品は熟練の職人による手作りのため、商品ごとに若干の個体差がございます。伝統工芸品ならではの味わいとしてお楽しみください。